ペンギン・ハイウェイ
- 作者: 森見登美彦,くまおり 純
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/05/29
- メディア: 単行本
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小学四年生のぼくが住む郊外の町に突然ペンギンたちが現れた。この事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、その謎を研究することにした。未知と出会うことの驚きに満ちた長編小説。
私が好きそうな物語ではあるのだが、それほど心に響かなかったのはなぜだろう。
主人公である小学4年生のアオヤマくんがあまりに老成化しているというか、作者の姿と重なりすぎるせいかもしれない。
いやなかなか魅力的な少年ではあると思うんだけど、でもちょっとあまりに子どもらしくないっていうか、こんな小4はいねぇよ!と、現在小4の子どもが身近にいる私は少し白けてしまったのである。
そこが白けてしまうと、どうしても感情移入はできないというか、物語自体がうそくさく感じてしまうのだなぁ。
でも若い人には面白いのかも…。って身も蓋もない感想だ。ごめん。