りつこの読書と落語メモ

はてなダイアリーからブログに移行しました。

メグル

メグル

メグル

★★★★

「あなたはこれよ。断らないでね」奇妙な迫力を持つ大学学生部の女性職員から半ば強要され、仕方なく指定されたアルバイト先に足を運んだ大学生たち。そのアルバイトは、彼らに何をもたらすのか?五人の若者を通して描かれるのは、さまざまな感情を揺り動かす人間ドラマと小さな奇蹟の物語。小説の楽しみを存分に詰め込んだ愛すべき傑作、鮮やかに登場。

これが意外にも良かった。
というのは、以前読んだ「夏光」があまり好みではなかったのだ。
と書いてからそのときの感想を探してみたら、あれ?結構気に入ってたみたい…。当てにならないなぁ、私の記憶って。

大学学生部の女性職員ユウキさんに紹介されてアルバイトに行く大学生たち。
美人だけれど無愛想で無表情なユウキさんには、一目でその人の抱えている問題とか悩みがわかってしまうのか?
ユウキさんに半ば強引に決められた(一人だけ例外がいたけど)バイト先で、彼らは想像もしていなかったような体験をして、何かを見つけ何かを乗り越えていく。

舞台が大学学生部というのが絶妙だ。
ちょっとカビくさいというかそこだけ空気が止まっているような感じがあって、こういうこともあるかもなぁ…と思わせる。
ホラータッチの物語も良かったけど、一番フツウだった「タベル」が一番良かった。

そしてね。これらは自分の中でもあまりにも「うへぇ…」だったので、感想を書かない方がいいのでは…とも思ったんだけど。
一応記録として残しておこう。