りつこの読書と落語メモ

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まつりちゃん

まつりちゃん

まつりちゃん

★★★

その子は、いつも一人だった。コンビニの前。公園。商店街。家の窓、カーテンのかげに…。ひとりで住んでることは秘密です。まつりちゃんが、出会った人の心にくれたものは…子どもを書き続ける作家が描いた、ささやかな奇跡の物語。

まつりちゃんと関わる人たちがとてもいい。
それぞれ小さな問題を抱えていたり、寂しさを抱いていたりするんだけど、まつりちゃんに目を止めて立ち止まったりはなしかけたり手を差し伸べたりすることで、自分が救われていく。

いいんだけど、いいんだけどね。
でもやはり子を持つオヤとしては、やっぱりありえねぇ!と思ってしまうのですよ。
どんな事情があるにせよ、親は子どもと離れちゃだめだよ。それは一番残酷な行為だよ。

カーテンを閉めた暗い部屋でおとうさんの帰りを待つまつりちゃんがかわいそうすぎる…。
まつりちゃんと出会った人たちがどんなに善意の人たちでもそれでもやっぱりまつりちゃんがかわいそうだ。
どうしてもそこが引っかかってしまったなぁ…。