りつこの読書と落語メモ

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夜と灯りと

夜と灯りと (新潮クレスト・ブックス)

夜と灯りと (新潮クレスト・ブックス)

★★★

元ボクサーの囚人、夜勤のフォークリフト運転士、ドラッグに溺れる天才画家、小学生に恋する教師、老犬と暮らす失業者、言葉の通じない外国人娼婦に入れ込むサラリーマン―。東西統一後のドイツで「負け組」として生きる人間たちの姿を、彼ら自身の視点から鮮やかに描き出す12の物語。極限まで切り詰めた言葉の積み重ねが、過酷な日常に射すかすかな光を浮き彫りにする。ライプツィヒ・ブック・フェア文学賞受賞。

波長のあわない人と話をしているような居心地の悪さ。なんか悪くないことを言ってるようだけど何を言ってるのか良くわからない、みたいな。

好きな作品も結構あった。
ラッキーなことがあって南米でよろしくやっている(らしい)友達の手紙を待つ「南米を待つ」。
刑務所で出会った魅力的なゲイと2人で悪事を働く「おれたちは旅する」。
大型マーケットでフォークリフトの運転士をする男を描いた「通路にて」。
これらは悲惨な中にも、ナイーヴな優しさやあたたかさが見えて、良かった。

でも全体的に私のタイプではなかった。
もう少しゆっくりはっきりしゃべってくれないと私にはよくわからない…。