りつこの読書と落語メモ

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リックの量子世界

リックの量子世界 (創元SF文庫)

リックの量子世界 (創元SF文庫)

★★★★

満ち足りた生活を送っていたリックは、ある日異様な感覚に襲われた。妻が危ない!たどりついた先には無惨にひしゃげた妻の車。だが気がつくと妻は無事で、なぜか事故に遭ったのは自分自身になっていた。しかも自分ではない別の意識と同居しているではないか。なぜこの世界に紛れこんだのか。もとの自分に戻れるのか。異色作家がディック的悪夢世界に論理的構成で挑んだ野心作。

大風呂敷を広げているようでいて、結局はただの痴話話?と思わせて、最後またどかーんとぶちかます。
腑に落ちない部分もあったけど、全体的にライトで楽しく読める。
これはこれでよいのでは。

主人公リックの狭量さが物語の救いになっているという妙。