りつこの読書と落語メモ

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夏への扉

夏への扉[新訳版]

夏への扉[新訳版]

★★★★

ぼくが飼っている猫のピートは、冬になるときまって夏への扉を探しはじめる。家にたくさんあるドアのどれかが夏に通じていると信じているのだ。そしてこのぼくもまた、ピートと同じように“夏への扉”を探していた―『アルジャーノンに花束を』の小尾芙佐による新しい翻訳で贈る、永遠の青春小説。

とにかく元気のいい作品だなぁーというのが最初の印象。
SF的要素がてんこ盛りで文章にもイキオイがあって最近出た作品だと思っていたら、読み終わってからこれがSF名作の新訳と知って、おお、そうだったのか!と納得。
ここで描かれている未来がすでに到来していることに驚くなぁ。そこまで変わってなかった?でも新型インフルエンザとか、ネットがこんなに普及するとか携帯電話とか、ある意味もっとびっくりな未来になっているのかも?

信じていた友人にも恋人にも裏切られ会社も乗っ取られた失意の主人公が、コールドスリープが目覚めた後、愛する人(&猫)のために奔走する姿は、とても爽快。
え?いきなりそうなっちゃう?という強引さもあったけど、楽しかったからいいか。