りつこの読書と落語メモ

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雪男たちの国 ジョージ・ベルデンの日誌より

雪男たちの国

雪男たちの国

★★★★

「ある朝突然、スコット探検隊の一員として南極にいた」建築家の手記。記されているのは、過酷な自然に放り込まれた驚き、憤り、痛いほど白い世界で死に憧れ、幻覚に身を委ねる男たちの姿――柴田元幸が発掘した究極の物語。

これはまぁひさしぶりの、なんじゃこりゃー。
読み始めたとたん、時間と空間がねじくれた世界に迷い込んでしまったような感覚におそわれる。
ノンフィクションなのかフィクションなのか、ここに載せられている写真はいったいなんなのか、ジョージ・ベルデンが誰なのか、そもそも作者のノーマンロックってなんなのか、よくわからないけど、わからないままにしておきたいっていうかなんていうか…。

幻想的だけど、すごく現実的。
荒唐無稽に思えて、でもものすごくよくある話にも思える、っていうのが結構すごいんじゃないか、なんてことを思う。
ものすごく印象的なんだけど読み終わるとなんだか腑に落ちないっていうか???でいっぱいになる。