ぼくは怖くない
- 作者: ニコロアンマニーティ
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2002/12
- メディア: 文庫
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おお。ほぼ2ヵ月ぶりの更新。
更新だけじゃなく読むのも2ヵ月ぶりなんだな。
で、記念すべき?復活第一弾がこれ。
久々だからハートウォーミングなやつから…と思って、積んであったこの本を読んだんだけど…めちゃくちゃヘヴィーな物語だった…。表紙にだまされたぜ…ばたっ。
その夏、ぼくは廃屋の裏で隠し穴を見つけた。中には鎖に繋がれた男の子が!彼は誰?なぜここに?痩せ細った姿に同情し、食物を差し入れし始めたぼくを彼は天使だと言う。同じ頃、大好きなパパが出稼ぎから帰ってきた。以来、怪しい男たちが家に出入りするようになる。ある日、ふと目にしたニュースで、ぼくは自分の身辺で進行する恐ろしい犯罪に気づくが…少年ミケーレの友情と葛藤を描くヴィアレッジョ賞受賞作。
あとがきに「(この小説は)ちっとも悲しくない」とあったけど、私はそうは感じられなかったなぁ…。
悲しかった…。
おそらく父親側の視点から何も描かれていなかったからだと思うけど、大人の身勝手さばかりが際立ってしまっているようで…。
犠牲になる子どもたちがあまりにもかわいそうすぎる…。