りつこの読書と落語メモ

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限りなき夏

限りなき夏 (未来の文学)

限りなき夏 (未来の文学)

★★★★

クリストファー・プリースト...1943年イギリス・チェシャー州生まれ。66年に短篇"The Run"でデビュー、以後イギリスSFの旗手として活躍。SFと幻想小説の境界線上にある作品を多数発表。主な作品に『奇術師』『双生児』などがある。

大好きなクリストファー・プリーストのベスト短編集。
生意気を言わせてもらうと、私はやっぱりこの人は長編の方がいいなぁと思った。私はこの人の小説の緻密な仕掛けやこれでもか!これでもか!という物語の展開が好きなんだ。だから短編だと正直そこが物足りないような…。
いやでも短編にしかにあ味わいのようなものがあって、これはこれで楽しかったけどね。

「限りなき夏」「青ざめた逍遥」で感じるのは、プリーストってロマンティストなんだなぁってこと。そこが好きなんだな、私は。
特に「青ざめた逍遥」がよかったな。このラスト、好きだなー。前向きで。

「火葬」はなんかちょっとパトリック・マグラアっぽい小説。こわい〜。
「ディスチャージ」もよかった。これはいかにもプリーストっぽいな。

なんだかんだと言って楽しめた作品だった。でも短編の気軽さはないよなぁ…。もう一度じっくり読み返さないと読んだことにはならないかも。