りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

溺レる

溺レる (文春文庫)

溺レる (文春文庫)

★★★★

もう帰れないよ、きっと。
重ねあった盃。並んで歩いた道。そして、二人で身を投げた海……。時間さえ超える恋を描く傑作掌篇集。女流文学賞伊藤整賞W受賞

この中で一番好きだったのが「九月の恋と出会うまで」。
アマゾンのリストマニア!で、ものすごく気の合う人がいて(一方的にそう思っているだけなんだけど)、その人のオススメだったので読んでみた。

読んでいる時のコンディションによっては「甘すぎっ!」と思うタイプの小説だったけど、今の私にはこの甘さが心地よかった。