りつこの読書と落語メモ

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怪人エルキュールの数奇な愛の物語

怪人エルキュールの数奇な愛の物語

怪人エルキュールの数奇な愛の物語

★★★★

おおー。面白かったー。新刊情報で見て、これは絶対読もう!と決めていたんだ。

19世紀のドイツ。高級売春宿で2人の赤ん坊が産まれる。1人は奇形のエルキュール。もう1人は天使のように美しいヘンリエッテ。重い障害を抱えて産まれてきたエリキュールは生き延びられるはずがないと想われていたが、彼には人の心を読み、心にじかに話しかけるという不思議な力を持っていた。
物心ついた時からお互いを想いあうようになったエルキュールとヘンリエッテは、猟奇的な事件がもとで、別離を余儀なくされる。それぞれ苦難の道を歩みながらも、再び会えることだけをのぞみ、生きていく…。

オペラ座の怪人」を思わせる重厚でサスペンス風味もたっぷりの愛と復讐の物語だ。期待にたがわぬ濃厚さとスピード感で、はらはらどきどきとページをめくらずにいられない。これぞエンターテイメント。
直前に読んだのが「灯台守の話」でなければ間違いなく星五つだったんだけどねー。面白かったけれど、しみじみと心に染み入るようなものはなかったかな、というところで星4つ。