りつこの読書と落語メモ

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イン・ザ・プール

イン・ザ・プール (文春文庫)

イン・ザ・プール (文春文庫)

★★★★

「ベルリン1919」を読み終わって深いため息をついてまもなく読んだこの小説。ぷぷぷっ。なんじゃ、こりゃ。こんな軽い小説だったのか。

トンデモ精神科医伊良部登場!深夜のプールに忍び込みたいと思ったこと、ありませんか?水泳中毒、ケータイ中毒、持続勃起症…ヘンなビョーキの博覧会。新・爆笑小説。

大学病院の精神科医のもとにやってくる患者たち。それぞれ心身症だったり身体の異常だったり強迫観念にかられていたりしている、かなり追い詰められた状況にある人たちなのだが、彼らを診る精神科医伊良部がもうとんでもないヤツで。患者たちは「どちらが患者かわからない」「こんな医者からは逃げた方がいい」と思いながらも、伊良部の肩の力の抜けた(抜けすぎた)破天荒ぶりに、なぜか救われていくのだ。

ばかばかしいなぁ。だけどばかばかしいだけじゃなくて、なんかちょっと救われたような気持ちになる。面白い。