コフィンダンサー
- 作者: ジェフリーディーヴァー
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2000/10
- メディア: 単行本
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全部読もうと思っているリンカーンライムシリーズ。これでようやく3冊。まだまだコンプリートには遠いなぁ…。まあゆっくり読んでいこう。
映画化され話題を呼んだ『ボーン・コレクター』に続き、四肢麻痺の科学捜査専門家リンカーン・ライムを主人公としたシリーズ。ベッドから一歩も動かずスーパーコンピュータなみの頭脳で犯人を追い詰めていく異色捜査官の本作における敵は、その刺青から「コフィン・ダンサー(棺桶の前で踊る死神)」と呼ばれる殺し屋。大陪審で大物武器密売人に不利な証言をする予定の証人を消すために雇われた彼によって、民間航空運輸会社の社長兼パイロットがその毒牙にかかり、彼の妻が次の標的に。大陪審まであと2日。追う者と追われる者の息詰まる勝負の行方は…。
どうやーどうやーのどんでん返しに次ぐどんでん返しは相変わらず。いやぁ、いいねえ。ディーヴァーは。こういうサービス精神大好きだ。でも私は「魔術師」の方が好きだったな。amazonのレビューを見るとほとんどの人は「魔術師よりこっちのほうが面白い!」という評価をしているようだけど。好みの問題なのか、読んだ順番のせいなのか。
凄腕殺し屋との直接対決ってことである意味正統派な作品って感じがしたけど、登場人物にあんまり魅力が感じられなかったかなぁ。
と言いながら、はらはらどきどき楽しく読めたし、最新作も読みたいし、ライムじゃない方も読んでみたい。カロリー高いってわかっていても無性に食べたくなるフライドチキンみたいだな、ディーヴァーって。