りつこの読書と落語メモ

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風の影

風の影〈上〉 (集英社文庫)

風の影〈上〉 (集英社文庫)

風の影〈下〉 (集英社文庫)

風の影〈下〉 (集英社文庫)

★★★★★

世界各国で読まれる大ベストセラー小説!
1945年バルセロナ。霧深い夏の朝、少年ダニエルは父親に連れて行かれた「忘れられた本の墓場」で1冊の本に出会った。謎の作家、都市の迷宮…。歴史、冒険、ロマンスあふれる世界的大ベストセラー。

ダニエルは、古書店を営む父親と二人暮らしの少年。ある日ダニエルは父親に連れられて「忘れられた本の墓場」に行き、そこで「風の影」という本を手にする。それはフリアン・カラックスという無名の作家が書いた小説だった。物語の圧倒的な魅力にひきつけられたダニエルは、作者であるフリアンの謎に満ちた人生を調べ始めるのだが、その本を手にしたことによりダニエル自身もフリアンのたどった危険な運命をなぞることになるのだ…。

どうやー?!どうやーー?!とたたみかけるような圧倒的なストーリー。スピード感だけではなく、細かい部分もきちんと物語が作りこまれていて展開に無理がない。人物が魅力的で夢中になれる。古典的な雰囲気をもちながらも、どことなく劇画チックでもある。ミステリーでもあり1人の少年の成長物語でもあり恋愛小説でもあり本を愛する人にささげる物語でもある。
いやーこれは面白い!最高のエンタメ作品だ。世界各国でベストセラーになって、日本でもかなり売れたらしい。これが売れるって、なんかうれしいなぁ。読みやすいから、ふだんあんまり翻訳本を読まない人にもオススメしたい。

物語のうずに飲み込まれてうおーうおーと喜びの叫びをあげながら、わくわくどきどきはらはら読んだ。あー楽しかった。