りつこの読書と落語メモ

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ナンバー9ドリーム

ナンバー9ドリーム (新潮クレスト・ブックス)

ナンバー9ドリーム (新潮クレスト・ブックス)

★★

詠爾は島を出た。東京の混沌にまだ見ぬ父を捜すため。やがて明らかになる双子の姉の死、心を病む母の存在-。ハルキ・ムラカミやジョン・レノンへのオマージュに溢れた、疾走と喪失、そして再生の物語。

読み始めたときは、こここれは久々の挫折本になるかもしれない…と不安になった。でも第二章でやっと物語の中にずいっと入ることができて、ちょっと一安心…。挫折するとなんか負けた気になるんだよね。

父親探しというテーマ、魅力的な登場人物、夢と現実がごちゃごちゃだったりちょっとミステリ風味だったりというスタイル、どれをとっても私好みなんだけど、なんか「薄く」感じてしまったのは、「寝盗る女」を読んだ後だったせいか? なんとなく、ただドタバタしているだけだったなという感じがしてしまったなぁ。

あと私は物語の中に出てくる物語には結構目がないんだけど、山羊作家の話はちょっと…。うーん…。

で、これって村上春樹の小説風なんだって?!村上春樹の小説をほとんど読んだことがないからわからない…。