りつこの読書と落語メモ

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魔法使いとリリス

魔法使いとリリス (ハヤカワ文庫FT)

魔法使いとリリス (ハヤカワ文庫FT)

★★★

表紙に惹かれて買ったものの、「うーむ…。ファンタジィかぁ。魔法使いかぁ…」となんとなく食指が動かず3年ぐらい積んでおいた本。
この間早川の「プラチナファンタジィ」を検索したら、偶然この本の訳者である中野善夫さんのサイトにたどり着き、その解説を見たら読みたくなったのだ。自分が原書で読んで「ぜひこれを翻訳したい!」と思った本を翻訳できるのって幸せなんだろうなぁ…。

変身の技では世界一と評判の、魔法使いグライレンドンに弟子入りすることにした青年オーブリイ。村外れにある館を訪ねると、魔法使いの妻リリスが彼を出迎えた。態度の冷たい、緑の瞳のどこか魅惑的な女性―弟子として館に住むうちに、オーブリイはそんなリリスのことを想うようになるが、彼女は“愛”という感情が理解できないと言う。なぜならリリスの正体は…。新鋭が贈る、愛と魔法に満ちた哀切なるファンタジイ。

とても読みやすくてわかりやすくてロマンティックなファンタジィ。救いを感じさせるエピローグもよかった。