りつこの読書と落語メモ

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アインシュタインの夢

アインシュタインの夢 (ハヤカワepi文庫)

アインシュタインの夢 (ハヤカワepi文庫)

これまた私の好きそうなタイトル。

1905年、スイス。26歳のアインシュタイン特許庁に勤務しながら革命的な物理学理論に打ち込んでいた。それは彼の生涯でもっとも輝かしい年と言われるほど、重要な論文がつぎつぎと発表された1年だった。そして有名な特殊相対性理論の完成を目前にした若き技師は、夜ごと奇妙な夢に悩まされていた。時間がさまざまに変化した異世界の夢…現役物理学者がアインシュタインが見たかもしれない数々の夢を流麗に描く傑作。

夢の話をするのが好きな人がいるけれど(実は私もそうだ)、たいてい面白くない。人の夢の話を聞いて面白いと思ったためしがない。さらに自分で「最高に面白い夢だったの〜」と思って話し始めても、話している途中で必ず、「ありゃ。全然面白くないぞ」と思う。「あの夢の面白さを伝えることは不可能だな」と思う。なんでだろ。そういえば夢を見ていてあまりにおかしくて笑いながら起きてしまうことがある。起きた直後もまだおかしさが残っていて笑ってしまうんだけど、完全に目が覚めてから反芻してみるとたいていそんなに面白くない。

でも小説の中に出てくる夢の話は面白いものが多い気がする。小説に出てくる夢、小説の中で語られる小説に弱い私。だからアーヴィングが大好きなんだなぁ。

これは、時間の概念にとりつかれた26歳のアインシュタインが毎夜時間に関する不思議な夢を見続けたとして、30の不思議な夢の話を集めた風変わりな小説。テーマとしては面白いし、1つ1つの夢の話の中には「ああ、自分もそんな夢を見たことがあるなぁ」と思うようなものや、思わずぷぷっとふきだしてしまうようなものもあり、なかなか面白かった。
…んだけど、なんていうかあまりにもどれも観念的な話が多くて、途中でちょっと飽きてきてしまった。こういうのって小説の中に1、2ページ挿入されているととても印象的で面白いと思うんだけど、そういうものだけがこれでもかこれでもかと続くと、ちょっとうんざりしちゃう。
途中に挿入されたアインシュタインとベッソーの物語がとても面白かっただけに、ちょっと残念。こっちのほうがメインで、時折夢か現実か判断がつかないような感じで夢のエピソードがちりばめられていたら、好きだったのになぁ…。

多分、理科系の人が書いた小説だから私には面白くなかったのかもしれないなー。(←出た。理科系アレルギー!)

次にはめくるめく物語がよみたくなりましたわ…。

それにしても最近怒涛のように読んでるなぁ…。ほぼ毎日書いてるよここ。だいたい図書館で6〜7冊借りて2週間で読むペースなんだけど、今回はもう明日で最後の1冊を読み終わっちゃうもんな。1冊は「ボディウェザー」だし…。もう来週読む本は図書館に届いているのだー。ああ、幸せ。
で、でも…ここ読んでる人、いるのかな…。いないよな…。つまらないもんな…。ふっ…。いやいいんだけどさ。なんたって読書メモだから…。