りつこの読書と落語メモ

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アルネの遺品

アルネの遺品 新潮クレスト・ブックス

アルネの遺品 新潮クレスト・ブックス

「この小説に感動しなかった」なんてことは絶対言えない…と思うような小説があるけれど、これはまさにそんな作品…。

ううう、でも私は全然揺さぶられなかったんです…。で、ここはええとあほな私が自分が読んだ本のことを忘れないために書いてるだけのサイトなので(著名な書評サイトじゃないので)、思い切って書いてしまうんだけど、私は全然共感も感動もしなかったんです。

語り手であるハンスの語り口がしんと静かで悲しくて優しくて、主人公のアルネが崇高なほど純粋で悲しくて、深みのある小説だと思うんだけど…。なんだか受け付けないものがあったんだよなぁ。なんだろ。ラースとヴィープケのことをどうしても好きになれなかったし、許せなかったし…私にそう思わせるように仕向けるハンスのことも結局は好きになれなかったってことなんだろうか。

自分がものすごく好きで思い入れのある小説を、「深みがない」とか「面白くない」と切り捨てられてしまうと悲しい気持ちになる。ああ、読まなきゃよかったーと思う。だから私はあんまり書評サイトって見ないんだけど。私のこの文章を読んで、この小説を宝物のように思っている人が不愉快な気持ちになりませんように…。すんません。私にはちょっとわからなかったってだけです。