ソーネチカ
- 作者: リュドミラウリツカヤ
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2002/12
- メディア: 単行本
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本の虫で容貌のぱっとしないソネーチカが、反体制的な芸術家ロベルトに見初められて結婚する。彼の才能を賛美し、毎日自分はなんて幸福なんだろうと感謝しながら生きるソネーチカ。やがて娘ターニャが生まれ、奔放の育ったターニャがある日美少女ヤーシャを家に連れてくるのだが‥。
「平凡な女性の非凡な人生」「神の恩寵に包まれた女性」
解説にはそんな言葉が踊っているのだが。
うーむ‥。
確かに最愛の人に裏切られてなお幸福でありつづけるソネーチカは神々しくさえある。こんな風に誰かを愛することができるものなのだろうか。これが純粋ということなのだろうか。
芸術家っていうのはこういうものなの?だから素晴らしい芸術がうまれるの?
俗な私はどうしてもロベルトが好きになれなかった。