りつこの読書と落語メモ

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私たちがやったこと

私たちがやったこと

私たちがやったこと

★★★★

レベッカブラウンを初めて読んだのは、「むずかしい愛」に入っていた「私たちがやったこと」だった。現実離れした設定の中で感情だけを淡々と描いたようなこの短編が私にとってはじめてのレベッカブラウン。

だから「体の贈り物」を読んでとても驚いた。こんなにもわかりやすくあたたかい小説を書く人なのかと。

あらためてこの短編集で「私たちがやったこと」「結婚の悦び」を読むと、以前読んだときとはまた違った印象を受ける。突き放しているように見えるけれど、そこにある優しさ、傷つきやすさ、そんなものを感じることができる。

「悲しみ」はまさに「体の贈り物」を彷彿させる作品。素晴らしかった。