りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

模倣犯

模倣犯〈上〉

模倣犯〈上〉

模倣犯〈下〉

模倣犯〈下〉

★★★★

読みたいと長いこと思っていた本をようやく読めた。面白くて寝食忘れて読んでしまったけど、これはつらい小説だったなぁ。あまりにもリアルで。

被害者にされてしまった家族の気持ちが本当のよく描けているのだ。それはもう痛いほどに。

宮部みゆきの小説には必ず「たまんねー」と思う人物が登場するが、この本では被害者の祖父である有馬義男。彼の存在に救われ、彼の言動に泣かさた‥。