ぼくの不思議なダドリーおじさん
- 作者: バリー・ユアグロー,坂野由紀子
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2004/11/15
- メディア: 単行本
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ユアグローといえばなんといっても「一人の男が飛行機から飛び降りる」。奇想天外でブラックでつかみ所がなくて‥。そんな印象。
これは読んでいて「え?これがユアグロー?」って確かめたくなるほど、読みやすくて素直なストーリー。ヤングアダルト小説ってことだから余計に読みやすいんだろうな。
これを読んで北杜夫の「ぼくのおじさん」を思い出したよ。小学生の時に読んでそりゃあもう笑って大好きだったよ。
ここに出てくるダドリーおじさんもほんとに愛すべき人物で、彼に憧れつつ、でもどこかで「もしかしてこの人ってかなりだめな大人なのでは?」と我にかえる「ぼく」がかわいいんだ。