コーンワルの夏
- 作者: ロザムンドピルチャー
- 出版社/メーカー: 日向房
- 発売日: 1998/02
- メディア: 単行本
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ローラは15歳年上のアレクと結婚してまだ1年に満たない。手術をしてその療養に、夫アレクの叔父夫婦の住むコーンワルで一夏を過ごす。地上の楽園のようなその屋敷で、人の優しさと悪意が渦巻いていて…という物語。
大草原の小さな家のような?赤毛のアンのような?なんかそういう牧歌的でロマンチックなムードの漂う小説なのだ。
出てくる人も善悪がわりとはっきりしていて、優しい人はあくまでも優しく、そうでない人は「何を考えているのかわからない存在」として描かれているような気がする。そういう意味では安心して読める小説なのかもしれない。
イギリスの田舎の情景やこの雰囲気。決して嫌いではないので他の作品も読んでみるつもり。