りつこの読書と落語メモ

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屋根にのぼって

屋根にのぼって

屋根にのぼって

★★★


ヤングアダルト小説というジャンルに入るのか。

母の妹の家に預けられた少女ウィラと彼女の「小さい妹」。母とベイビーと呼ばれる赤ちゃんと姉妹の4人で暮らしていたのだが、ベイビーが死んで、母は茫然自失になり、小さい妹は口がきけなくなってしまった。

そんな彼女たちを見ていられなくなって、バティおばさんは子ども二人を引き取るのだが、ウィラとバティはお互い反発しあいどんどん傷つけあってしまう。

しっかり者のウィラ。
独断的な叔母に徹底的に反発し、口がきけなくなった妹を自分の小さな羽を精一杯ひろげて守ろうともがいている。しかし本当は大人の庇護を必要としていて、まだ1人ではしっかり立つことができないのだ。

誤解や衝突の末、ウィラは小さな妹と二人で屋根にのぼって、降りてこなくなる。なんでそんな行動に出たのか。ウィラとバティ叔母さんは一生わかりあえないのか。

大人びた言動と傷つきやすい内面。ああ。12歳って、こんなふうだったかなぁ。