沈黙のあと
- 作者: ジョナサン・キャロル,浅羽莢子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1997/11
- メディア: 文庫
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うわ。このラストは、どう理解したらいいんだろう。
今まで読んだ「死者の書」「パニックの手」とはまた一味違う作品だ。
どう違うかというと、非常に内面を掘り下げて描いていて、「普通の小説」のようなのだ。
しかしどこかに悲劇が待ち受けているような、何かが不気味なことが起きるような、そんな予感も少し漂わせていて、そして最後にあっ!と言わせるところが…ああやっぱりキャロルだったんだなと思わせるのだ。
ある瞬間、ある一言を境に、あんなにかわいかった少年が変貌していくのが、とても不気味で恐ろしい。
後半にはいって加速をつけて物語が進んでいくので、ついていくのが大変だった…。
真には理解できていない気がするんだなあ‥。