夏休みのブルー
- 作者: キャロリンシー
- 出版社/メーカー: DHC
- 発売日: 2001/11
- メディア: 単行本
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表紙がとてもポップでかわいくて、思わず手にとってしまった。
画家を目指すボブは、全財産をはたいてパリに行く。しかし圧倒されてロスへ帰ってきてしまう。帰ってきた彼は、一夏を便利屋のアルバイトをしてすごすことにする。
彼がその夏出会った人たちは、皆人生に疲れ何かを失った人たちばかり。
そんな人たちが便利屋ボブと出会ったことで、生きる希望を見出していく。そしてボブも、あきらめかけていた自分の夢をもう一度取り戻していく。
とてもすてきなファンタジーだ。
ボブがとっても魅力的。そしてその回りの人々が、彼の「色」に励まされて、だんだん生きる力を取り戻す様子には、本当にわくわくさせられる。
ちょっとお話がきれいすぎる?うまくいきすぎ?という気がしないでもないが、でも読んだ後、さわやか〜なき持ちになれる作品だった。