りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

悩める狼男たち

悩める狼男たち

悩める狼男たち

★★★
短編集。

表題作は、自分が狼男になったと信じて奇行を繰り返す少年と彼を見守る隣に住む「ぼく」の物語。

この短編集に出てくる人たちはみんなちょっと変で社会から落ちこぼれてしまったような人間ばかり。そんな人たちがの悲哀がいっぱい詰まっていて、情けなくて、でもちょっとおかしい。