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- 作者: 佐藤正午
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 2001/05
- メディア: 文庫
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時をめぐる物語が好きだ。以前あるMLでそんなことを書いたら、この本を薦められた。読んでみたいと思って探していてようやく読むことができた。
いつも乗る電車で見かける姿勢のいい女性。何日も声をかけられず、いつも見つめているだけだった男がようやく彼女に声をかけ、静かなところで話をしようと誘う。
しかし駅で降りようとしたとき、ある事件が起こり、男は降りるが、彼女の方は電車に残され、その電車は事故に遭ってしまう。
その出来事を悔やみ続けていた男はついに時間をもどすことに成功するのだが、、、。
うーん。たしかに題材はとても私好み。なのにちっとも心に響いてこなかったのは、どうしてだろう。
登場人物の誰にも魅力を感じられなかったせいなのか。そして物語自体も、リプレイの2番煎じのようにおもえてしまって、とくにわくわく胸躍ることはなかった。
残念。