りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

木曜組曲

木曜組曲 (徳間文庫)

木曜組曲 (徳間文庫)

★★★★
ある女流作家が亡くなり自殺として処理された。そして年に1度の彼女を偲ぶ集まりの日に、彼女に惹かれて集まるいつものメンバーが語りだす真実。
そもそもあれは本当に自殺だったのか。それともこの中にいる誰かが殺したのか。

それぞれが胸に秘めていたことを語り出し、徐々に真相が明らかになっていく。まるで舞台劇を見ているような静かな作品。

ちょっとしたどんでん返しも用意してあって、なかなか面白かった。