キルトに綴る愛
- 作者: ホイットニーオットー
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1996/01
- メディア: 単行本
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キルトを作りながら、老女たちが自分たちの波瀾に富んだ人生を語るという、、エイミ・タンの「ジョイラッククラブ」にも似た作りになっています。聞き手は、彼女たちの人生に魅せられた、孫娘。
こういう物語ってすごく好きだ。
おなじキルトグループのそれぞれの人物にスポットを当てるような形で、物語がすすめられてゆく。
仲のよい姉妹が、実は昔に男をめぐっていさかいがあったり、同じキルトグループのメンバーで、同じ男の妻と愛人(?)がいたり、さまざまなエピソードがそれぞれの角度から語られている。
各章のはじめに、キルトについての注意事項が書かれているのですが、これがそのまま人生を語っているというのも、心憎い。