りつこの読書と落語メモ

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オウエンのために祈りを

オウエンのために祈りを〈上〉 (ジョン・アーヴィング・コレクション)

オウエンのために祈りを〈上〉 (ジョン・アーヴィング・コレクション)

★★★★

12歳の時に5歳児ほどの身長しかなく、異星人のようなキィキィ声でしゃべる少年オウエン。これは彼の親友であるジョンによって語られる物語である。

オウエンは自分は神様から使命を与えられている、「自分は神様の道具である」と深く信じている。

はたして彼は神が遣わした天使なのか。あらゆる出来事は偶然なのか、それとも奇跡なのか。

胸をうつようなエピソードあり、アーヴィング独特のグロテスクあり、そしてジョンの父親は誰なのかという謎あり、、読んでいて、「ああ、面白い〜。すきだ〜。」と思う部分もたくさんある。しかしなんだか「このエピソードは必要なんだろうか」と思うような、なんとなく冗長に感じられる部分も結構あって、途中読んでいてつらくなるところもあった。

ジョンの母、祖母、養父、神父といった人達も非常にチャーミングに描かれていて、ジョン・アーヴィングの作品の中ではかなり好きな方にはいるかもしれない。