りつこの読書と落語メモ

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黄金の羅針盤ライラの冒険シリーズ〈1〉

黄金の羅針盤 (ライラの冒険シリーズ (1))

黄金の羅針盤 (ライラの冒険シリーズ (1))

★★★★★
イギリスカーネギー賞受賞のファンタジー。

オックスフォードで養育されているライラという少女が、ある日しのびこんだ学長室で、学長が彼女の叔父(北極探検家で実力者)を殺そうとしていることを知る。

そのころ彼女のまわりでは、子どもが消える事件が続発して、子どもを食べるというゴブラーの噂がひろがる。ライラの親友もゴブラーにさらわれてしまう。ライラは、真理計という黄金の羅針盤を手に、友達を救うべく冒険に出る、、というストーリー。

これは、全3巻からなる物語で、「黄金の羅針盤」は、「われわれの世界と似た世界であるが、多くの点で異なる」とされる、ある次元が舞台となっている。

この世界では誰もが「ダイモン」という守護精霊を持っている。ライラも、パンタライモンというダイモンを持っていて、これが彼女とともに行動する。ダイモンは、人間の心をそのまま表現しているようで、人間がおびえればダイモンもおびえ、人間が喜べばダイモンも喜び、さまざまにかたちを変える。ダイモンを失うということは、死をあらわしているようである。

ライラは非常にお転婆で好奇心旺盛なガキ大将。過酷な目にあっても決してくじけない。そして最初は使い方がわからなかった真理計で、真実を読めるようになったライラは、仲間を増やしつつ北極へ向かう。

ハリーポッターと賢者の石」が非常に面白かったので、ファンタジーっていいよね!!という気持ちで読んだ作品だったんだけど、これも負けず劣らず面白かった〜。

ハリポタよりちょっと辛口かな。本書でオーロラのむこうに蜃気楼のごとく見え隠れする「別世界の街並み」。第2巻ではこの別世界が舞台となるようで、早く続きが読みたい!