りつこの読書と落語メモ

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ストライク・ゾーン

ストライク・ゾーン

ストライク・ゾーン

★★★★★
主人公ウェードはすでにピークを過ぎてマイナーリーグから念願の大リーグにあがってきたばかりの投手。チームからは全く期待されておらず、大物選手のトレードの「おまけ」としてさまざまな球団を渡り歩いている。愛する妻も彼に見切りをつけたかのように、娘を連れて家を出ている。

そんな彼に、ワールドシリーズを決める最終戦で先発が言い渡される。しかしその日の球審は、彼に不利な判定を行わなければならないある事情があった。

チームのリーグ優勝、さらにはふたりの運命を決めるその最終戦の前後から、その1試合を克明につづっているのですが、これがもう面白いのなんのって。

ピッチャーと球審ふたりの決して華々しくない今までの人生、家庭の事情、そして緊迫の試合のシーン。ユーモアたっぷりに描かれているのですが、すばらしい!!

面白くて面白くて、特に後半は泣いたり笑ったりしながら読みました。 主人公ウェードには惚れまくり。

野球ってドラマだよなあ。私、なぜか野球ものに弱い。映画でも、「さよならゲーム」「フィールドオブドリームス」「プリティリーグ」なんか大好き。野球のシーンにはなぜか涙が出てしまう。本でもW.P.キンセラの「シューレス・ジョー」、リング・ラードナーの「アリバイ・アイク」なんかも大好き!